私も高次脳機能障害を患っています。

高次脳機能障害の症状の出方、
こういうことやってもらいたい、理解してほしいことは
他の誰よりも理解しています。

高次脳機能障害を患っている側の立場で書いています。

高次脳機能障害は、目に見えない障害であるため、
周囲の人々に理解されにくいことがあります。

そのため、高次脳機能障害の子どもは、
学校や家庭で誤解や偏見にさらされることも少なくありません。

このブログ記事では、高次脳機能障害の子どもの注意障害を
サポートする方法について、具体的な症状と対策を解説します。

高次脳機能障害の子どもの理解と支援につながることを願っています。

高次脳機能障害の注意障害の症状とは?

高次脳機能障害とは、脳損傷や脳の病気などの原因により、
脳の高次脳機能と呼ばれる、注意や記憶、判断、学習、実行機能などの能力が低下する障害です。

高次脳機能障害の原因は、脳損傷や脳の病気だけでなく、
脳の成熟の遅れや脳の機能の低下なども含まれます。

これらの原因により、注意や記憶、判断、学習、実行機能などの能力が低下し、
日常生活や学習、仕事などに支障をきたすことがあります。

高次脳機能障害の代表的な症状が注意障害です。

注意障害は、意識を集中したり、維持したり、
思考・考え方を切り替えたりすることが困難なことが多いです。

注意障害の具体的な症状としては、以下が挙げられます。

注意障害の症状とは?

注意散漫:周囲の刺激に気が散りやすく、集中力が続かない

注意の持続力低下:一度注意を向けても、長時間同じことに集中することが困難


注意の切り替え困難:一つのことに集中していると、他のことに注意を向けることが困難


注意の分配困難:同時に2つ以上のことを行うことが困難


注意の過集中:特定のことに集中しすぎることで、他のことに注意を向けることができなくなる(他にしていたことを忘れる)


注意の遅延:刺激に反応するまでに時間がかかり、判断や行動が遅くなる

注意障害の人は、やる気はあるが、注意を維持したり、切り替えたり、
同時に複数のことを行うことが困難なため、作業や勉強に集中できず、
ぼんやりしたり、ボッーとして見えたりすることがあります。

また、本人が注意障害であることに気付いていないことが多く、
友達と違うことを理解させてあげることも重要なサポートになります。

注意障害は、完全に治すことは難しい場合もありますが、
適切な支援をすることで、症状を軽減し、日常生活や学習などに
支障をきたさないようにすることができます。

高次脳機能障害の注意障害をサポート:5つのポイント

注意障害をサポートする上でのポイントは、大きく分けて以下の5つです。

1.注意障害の症状を理解する
2.本人の理解と協力を得る
3.環境を整える
4.具体的な支援を行う
5.本人を励まし、支える

1.注意障害の症状を理解する

注意障害の症状は、大きく分けて以下の6つが挙げられます。

  • 注意散漫:周囲の刺激に気が散りやすく、集中力が続かない
  • 注意の持続力低下:一度注意を向けても、長時間同じことに集中することが困難
  • 注意の切り替え困難:一つのことに集中していると、他のことに注意を向けることが困難(他のことを忘れてしまう)
  • 注意の分配困難:同時に2つ以上のことを行うことが困難
  • 注意の過集中:特定のことに集中しすぎることで、他のことに注意を向けることができなくなる(他にしていたことを忘れる)
  • 注意の遅延:刺激に反応するまでに時間がかかり、判断や行動が遅くなる

2.注意障害のサポート

注意障害の症状をサポートするには、まず、その症状を理解することが大切です。

本人も自分が注意障害があるということを知らず、
周囲の方も高次脳機能障害・注意障害の症状があることに気づいていないことも少なくありません。

そのため、本人と支援者が一緒に、注意障害の症状を理解することが重要です。

注意散漫の症状をサポートする際の具体的な事例

  • 注意散漫の症状がある人は、今言ったことでも5分後は忘れていると思っていたほうが良いです。

この考え方を持っているだけで、イライラすることなど感情の揺さぶりがなくなります。

  • よく、注意障害の人に、メモやスケジュール帳を活用して、忘れないように記入しなさいと言われます。
    しかし、注意障害がある人は、メモやスケジュール帳に書いたことが間違っていることがあります。

このようなことがあるので、メモやスケジュール帳に何を書いたか、ここまでサポートしてあげることが重要です。

注意の持続力低下がある人のサポート

  • 注意の持続力低下がある人は、短時間で区切って作業をしたり、休憩をこまめにとったりして、集中力を維持することが大事です。体が疲れることを防ぐことができます。

注意の切り替え困難がある人のサポート

  • 注意の切り替え困難がある人は、今やっていること、やろうとしていることをその都度、1回1回確認しながら行うとよいです。

注意の分配困難がある人のサポート

  • 注意の分配困難がある人は、どんなにトレーニングしても1度に複数のことを行うことは困難なので、1つ1つ作業を与えるようにしてください。

注意の過集中がある人のサポート

  • 注意の過集中がある人は、一つのことに集中し始めたら、終わりがありません。ずっとそのことをやろうとします。どこかで、声をかけて止めさせてあげることも重要なサポートです。

注意の遅延がある人のサポート

  • 注意の遅延がある人は、ゆっくりでもやっていることを成し遂げられるように見守ってあげてください。

高次脳機能障害の注意障害をサポートする際の注意点

高次脳機能障害の注意障害をサポートする際の注意点は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  1. 本人の理解と協力が不可欠である

注意障害の人は、自分が注意障害であることを自覚していないことが少なくありません。
また、友達と同じことができるようになるために、様々な工夫をしている場合もあります。
そのため、支援を行う際には、本人の理解と協力を得ることが重要です。

具体的には、本人の症状について、
「こういうことができて、こういうことができないんだよ。友達と一緒のことができないことを理解してね」
丁寧に説明し、理解してもらい、支援の目的や内容を理解してもらうことが必要です。

また、本人のどんなことを工夫しているか話してもらい、
工夫を尊重し、それを活かしながら、支援を進めていくことも大切です。

  1. 本人のペースに合わせて、無理なく支援を行うことが大切である

注意障害の人は、疲れやすく、集中力が続かないことが多くあります。
そのため、支援を行う際には、本人のペースに合わせて、無理なく支援を行うことが大切です。

具体的には、短時間で区切って作業をしたり、
休憩をこまめにとったりしながら、支援を進めていくことが効果的です。

また、本人の能力や状況に合わせて、支援の内容や方法を調整していきましょう。

  1. 本人の状況を考慮すること、本人のプライバシーに配慮することである

注意障害の人は、状況によって、症状の現れ方や支援の必要性が異なります。
また、本人のプライバシーを尊重することも大切です。

具体的には、本人の年齢や状況に合わせて、
支援の内容や方法を調整する必要があります。

また、本人の同意なしに、第三者に本人の症状や支援内容を伝えたり、
公にしたりすることは避けなければなりません。

これらの注意点を踏まえて、本人の能力や状況に合わせて、
適切な支援を行うことで生活しやすい環境をつくることができます。

高次脳機能障害・注意障害のサポートツール

■スマホのメモ帳アプリ、カレンダーアプリ
いつでも、覚えているときに必要なことを記入できる、見直しできるので注意障害の人に有効なツールです。

■ツールではありませんが、没頭できることを1つ作る
没頭できることがあると、やりすぎると疲れますが、やりすぎない程度で行うことで、
いろんなことを学習できます。そのことだけではなく、そのことから派生していくことが学習対象にもなります。

まとめ

高次脳機能障害の注意障害をサポートする上でのポイントは、大きく分けて以下の3つです。

  1. 本人の理解と協力を得る
  2. 環境を整える
  3. 具体的な支援を行う

本人が注意障害であることを理解し、協力を得ることが重要です。

また、本人のペースに合わせて、無理なく支援を行うことも大切です。

具体的な支援としては、メモ帳やスケジュール帳の活用、短時間で区切って作業をする、
休憩をこまめにとる、今やっていることややろうとしていることをその都度確認しながら行う、
などが挙げられます。

注意障害のサポートツールとしては、
スマホのメモ帳アプリやカレンダーアプリが有効です。

また、没頭できることを1つ作ることも、注意障害の人の学習に効果的です。

高次脳機能障害の注意障害は、完全に治すことは難しい場合もありますが、
適切な支援をすることで、症状を軽減し、日常生活や学習などに
支障をきたさないようにすることができます。

疲れたママの更年期障害の悩み診断・相談のります

【なぜかイライラ…更年期障害の悩み診断・相談のります】

整体とカウンセラーの経験を通じて、
女性の様々な身体と心の不調に寄り添ってきました。

そして、その中でも40代以降の女性に多いお悩みが、
更年期症状の相談にものってきました。

年々、肩こりや頭痛などの体の不調を訴えて、
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