こんにちは。日南整体こうちゃん整体院の吉本幸司です。

本日は、日本全国探しても少ないだろうと思われるリハビリ回復コーチング・高次脳機能障害について書いていこうと思います。

あくまでも、僕の体験から得たものなので、全員の方に当てはまるわけではありませんが、このことをご理解しつつ読んで頂けると幸いです。

高次脳機能障害とは?

高次脳機能障害は、交通事故や脳梗塞、くも膜下出血など脳に傷を負うことが原因で起こります。

僕の場合は、車の交通事故で脳挫傷、頭がい骨骨折が原因となり、高次脳機能障害を発症しました。

平成13年(2001年)と古い数字になりますが、高次脳機能障害を患っている患者様は日本全国で50万人ぐらいいるそうです。

この統計から20年経っているので、今はもっと多い数字になっていることが推測されます。

高次脳機能障害の6つの症状とは?

高次脳機能障害の症状は大きくわけて、6つあります。

  1. 注意障害
  2. 記憶障害
  3. 遂行機能障害
  4. 社会的行動障害
  5. 失語症
  6. 失行症

高次脳機能障害・注意障害

  • 時々、「ボッー」とした状態になり、人との会話が途切れる
  • 1つのことに集中できない。集中していても、途中で他のことが気になって、そっちの方に気持ちが向いてしまう
  • 物を探しているとき、同じ場所だけを探してしまう。何をしてよいかわからない

僕自身も注意障害の症状があります。

注意障害を治そうとしても治らないので、もう治すことはあきらめて周囲の方に、自分はこういうことができなくて、こういう状態なので・・・ということを知ってもらうことが重要になります。

周囲の方にわかってもらうことも、高次脳機能障害の回復のためにはとても重要ですよ。

高次脳機能障害・記憶障害

  • 何月何日、何曜日、日付がわからなくなる。すぐに忘れる。思い出すまでに10分以上かかる
  • 今、1秒前に聞いた名前や用事、言葉を忘れてしまう。
  • 約束を忘れないようにと手帳に書いていたが、手帳に書いた日付を間違って、約束を破ってしまうことがある
  • 通った道がわからなくなる方向音痴になる

記憶障害の克服方法は、基本的にありません。

忘れてしまっても、たとえ約束を破ったとしても、笑いに変えられるぐらい、「間違えてしまった」「失敗した」という執着心を手放すことが大切だなと僕は考えています。

記憶障害があるということを、まず自分自身が受け入れることが重要になります。

高次脳機能障害・遂行機能障害

・目標って何?目標の設定ができない
・計画を作ることができない
・マニュアルがあればできるけど、白紙の状態から行動計画、作業の組み立てができない

最初は計画を立てることができない、苦手かもしれません。

しかし、できないことを避けていては、逃げていては、ずっとできません。

計画を立てること、実践することは、訓練していけばできます。

できるようになります。

まずは、練習です。

明日やることを箇条書きでもよいので、書き出してみましょう。

繰り返していくうちに、目標というものが何なのか、目標設定はどうやって行けばよいのか、マニュアルがなくても、今何をすればよいのか?わかってくるようになります。

まずは、トレーニングから始めてみましょう。

高次脳機能障害・社会的行動障害とは?

・頭がボッーとして、今、何をしているのかわからなくなるときがある
・急にイライラしてきて、怒りだす
・目の前のことに集中しすぎて、頼まれごとをされても、急には動けない。
・急な変化についていけない、頭の切り替えができない

社会的行動障害と呼ばれている障害を回復に導くためのポイントは、睡眠です。

寝ることで脳の働きを休ませることが重要になります。

脳が働きすぎて、オーバーヒートしているからパニックに陥りやすい、僕は考えています。

高次脳機能障害・失語症

・相手の話していることはわかっていて、言葉を返そうとするけど、言葉が出てこないなど

失語症は、僕も経験しました。

頭でわかっているのですが、連動が悪いのか、声に出せないのですね。

頭の中では話をしているのに、口から言葉にして出せないもどかしさがありました。

僕は、ノートに字を書いて、ノートの字でもって意思疎通、会話をしていましたね。

ある日、突然、声を出せるようになって、今では声でもって会話できるようになりました。

高次脳障害には他にも障害の種類がありますが、

以上が僕が体験してきた高次脳障害の症状です。

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