
夏から秋にかけて、気候の変わり目は特に体調を崩しやすい季節です。
秋と言っても、まだまだ暑かったり、ムシムシ湿度が高くなったり落ち着きません。
気候の変化は、心まで沈んでしまって、
心と身体、両方の調子が悪くなっていきます。
天気痛とは
天気の変化と病気のは昔から知られており、「気象病」と呼ばれてきました。
天気と病気の関係については、1930年代から科学的に研究が始まりました。
天気が崩れるときに慢性の痛みが強くなる「天気痛」は気象病の代表的なものです。
天気痛の症状は多岐にわたります。
めまい、肩こり、気分の落ち込みなども知られていますが、
頭痛も天気痛の代表的な症状の1つです。
2020年にロート製薬株式会社と株式会社ウェザーニュースが天気痛の実態調査を実施しています。
その結果、日本人の約6割が天気痛の自覚があり、
女性は約8割が天気痛持ちであることがわかりました。
このように、天気痛はあなたの身近な病気の1つです。
なぜ、天気痛になるの?
天気痛の原因とは?
天気痛の原因
天気痛を起こす原因は、気圧の変動です。
気圧が変動することで、人間の体で以下のような反応が起きることで、最終的に痛みが生じます。
- 気圧が変動する
- 気圧の変化を感知する耳の奥(内耳)にある気圧センサーが過剰に反応する
- 自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れる
- 交感神経が活発になり過ぎる
- 痛み神経を刺激して痛みを感じる
同じように内耳が影響する病気の1つに「乗り物酔い」があります。
乗り物酔いをしやすい人は、内耳が敏感になっているかもしれません。
そのため、乗り物酔いをしやすい人は天気痛を生じる可能性が高いので要注意です。
また、天気痛が起きやすい人は、天気に関係なく気圧の変化で天気痛の症状が現れやすいです。
例えば、飛行機での移動時や、エレベーターの昇降時にも天気痛の症状が現れることがあります。
また、
気象の変化が体内の血管や、
神経系に影響を与え、頭痛を引き起こす
可能性があるとされています。
季節の影響で頭痛が続く?原因と対策
気候の変化季節の移り変わりは生活に様々な影響を与えます。
気温、湿度、気圧、日照時間などは健康に影響を与えます。
気候の変化が激しいと、頭痛を感じる人もいます。
気候の影響による頭痛の原因と対策について調べました。
季節の変化と頭痛の関係
1.気圧の変動:
季節の変化に伴って気圧も変動します。
特に、低気圧の接近や通過、気圧の変化は頭痛を引き起こしやすい要因です。
具体的なメカニズムはまだわかっていませんが、
血管への影響や神経系への刺激などが考えられています。
2.気温と湿度:
季節の変化に伴って気温や湿度も変動します。
高温多湿の気象条件が頭痛を引き起こす可能性があります。
脱水症状や体温調節が上手くいっていないことが考えらます。
3.光環境:
季節によって日照時間は長くなったり短くなったり変化し、
日光による刺激も違います。
光過敏症状を持つ人は、
日光の刺激が頭痛の原因になる場合もあります。
4.アレルギー:
季節の変化によって花粉やホコリなどのアレルゲンが
増加することがあります。
アレルギー症状が頭痛を引き起こすことがあります。
5.生活リズムの変化:
季節の変化に伴って日照時間や気温の変動が
体内のリズムに影響を与えます。
不規則な生活習慣や体内リズム、
睡眠不足が頭痛の原因を作ってしまいます。
季節の変化に対する頭痛の対策
1.適切な水分摂取:
水分不足は頭痛の原因を作ります」。
十分な水分を補給し、脱水による頭痛を予防しましょう。
2.健康的な食事:
バランスの取れた食事を摂取することが重要です。
頭痛を考えるために可能な食品や飲料を正しく制限しましょう。
果物やナッツがお勧めです。
3.ストレス管理:
ストレスは頭痛の誘因となることがあります。
自分なりのストレス解消法を行うとよいです。。
4.正しい服装:
季節の変化に合わせた服装を心がけましょう。
エアコンなどの使用で寒暖差が大きい場合には重ね着をし、
体を冷やさないことが重要です。
5.定期的な運動:
適度な運動やストレッチやマッサージを行うことで、
頭痛の予防になります。
天気痛の予防には食事が一番効果がある!?
天気の影響を受ける体調不良や天気頭痛の軽減には、
健康的な食事と適切な栄養素の摂取も重要です。
1.抗酸化物質を豊富に含む食品:
天気の変化によって起こる酸化ストレスを軽減するため、
抗酸化物質を多く含む食品を摂取しましょう。
例えば、ベリーやナッツ、緑茶などが挙げられます。
2.オメガ-3脂肪酸:
オメガ-3脂肪酸は抗作用があり、炎症の軽減に役立ちます。
亜麻仁油、チアシード、くるみ、大豆製品などから摂取できます。
3.ビタミンD:
ビタミンDは免疫機能を強化し、気分や体調の安定に落ち着きます。
キノコ、アーモンドミルク、豆腐、ビタミンD強化食品などがあります。
4.マグネシウム:
マグネシウムは筋肉の緊張を緩和し、頭痛の軽減に役立つ栄養素です。
ほうれん草、アーモンド、製品、全粒穀物などが豊富です。
5.野菜と果物:
多くの野菜と果物はビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み、
健康に良い影響を与えます。
オメガ-3脂肪酸とは?
オメガ-3脂肪酸は、直接的には抗酸化作用を持つ栄養素ではありませんが、抗酸化作用を補う役割があります。
オメガ-3脂肪酸は、炎症の抑制や免疫システムの調整、心血管疾患のリスク低減、脳の健康維持など様々な健康効果が知られています。の構造・機能の改善、神経伝達の改善などに関連しています。
自律神経を整えて天気頭痛を予防する
天気痛が起こりにくい体をつくるためには、自律神経を整えることが一番重要です。
具体的には、以下の5つが自律神経を整えるために効果的です。
自律神経を整える5つの方法
1.朝起きて太陽の光を浴びる
2.食事は1日3食摂る
3.日中にウォーキングなどの運動をする
4.ぬるめの湯で入浴する
5.質の良い睡眠をとる
このなかでも特に重要なのが、睡眠と食事です。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」にわかれます。
交感神経は体が活動しているときに働き、
副交感神経は体がリラックスしているときに働きます。
そして、よい睡眠をとるためには、副交感神経を優位にすることが大切です。
寝る前にスマートフォンでYouTubeやInstagramなど
SNSを閲覧したりゲームをしたりしていませんか?
スマホの画面を見ていると、脳が刺激されて興奮状態となり、
交感神経が働いたままになります。
その結果、睡眠の質が落ちてしまいます。
副交感神経を優位にするためには、
寝る前にスマホを見続けるのをやめる、
深呼吸をする、ゆっくりストレッチをするなどが効果的です。
1日3回の食事のなかでは、特に朝食が自律神経を整えるために大切です。
天気痛対策に効果的な食材を下にまとめているので、意識して摂取してみましょう。
栄養素 | 食材 |
ビタミンB群 | キウイフルーツ、バナナ、納豆 |
亜鉛 | アーモンド、かぼちゃの種、アボカド、卵 |
マグネシウム | バナナ、豆乳、大豆、アーモンド、そば |
鉄 | ほうれん草、大根の葉、納豆 |
番外(カフェイン) | コーヒー |
1人でもできる頭痛の緩和方法
1.首・肩のストレッチ:
- 首をゆっくり左右に倒し、耳を肩につけるように倒します。15秒ほどキープした後起こします。
左右両方に行います。 - 肩を上下に上げ下げします。10回繰り返します。
2.首のマッサージ:
- 指の腹を使って、首の筋肉を円を描くように優しくマッサージします。
首の付け根や後頭部を行うと気持ちいいです。
3.背中のストレッチ:
- 手を後ろで組み、胸を張りながらゆっくりと上に引っ張ります。
時間があるときに少しずつ行っていくうちに筋肉が緩んでいき、
頭痛が和らいでいくかもしれません。
ただ、頭痛は隠れた病気がある場合もあるので、
強い痛み、長期間痛みが続いたら病院受診も考えてみたほうがよいです。
天気痛による頭痛の解消法!耳マッサージのやり方

天気痛による頭痛を予防・解消する方法は、以下の2点です。
- 薬を飲む
- 耳のマッサージ
めまい治療薬は、内耳の血行を促して、
気圧に対する過剰な反応を抑える効果があります。
また、「五苓散」や「抑肝散」といった漢方薬にも、
めまいを抑える効果や自律神経を整える効果が知られています。
なお、薬を服用する場合は、医師や薬剤師に相談してから適切に使用してください。
「薬を飲むことに抵抗がある」「病院に行くのが面倒くさい」と思う人は、
耳のマッサージを試してみましょう。
具体的には、以下の方法です。
天気痛による頭痛改善の耳マッサージのやり方
- 両耳をつまんで上下や横に引っ張る
- 両耳をつまんだまま回す
- 手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくり回す
このような耳のマッサージを行うことで、
耳の血行がよくなり、天気痛の予防・改善につながります。
参考サイト
参考サイト
https://brand.taisho.co.jp/contents/naron/290/
https://www.zenyaku.co.jp/k-1ban/detail/weatherpain.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/29/2/29_153/_pdf
https://www.rohto.co.jp/news/release/2020/0716_01/
https://kenko.sawai.co.jp/healthy/202101-2.html
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