今日の日記です。
一つのことに熱中すると、食べることも休むこともすべて忘れる。
家族から話しかけられても、気付かない。
高次脳機能障害の1つの特性です。
ここからの学びは、強制的に休む。
意外だが、これしか方法はない。
なぜなら、熱中すると他のことは何もできないからだ。
高次脳機能障害の注意障害とは?
注意障害は、一つのことに集中しすぎるあまり、
他の情報への注意が向けられなくなる状態です。
具体的には、
- 選択的注意の障害: 必要な情報に集中できない
- 持続性注意の障害: 注意を持続できない
- 転換性注意の障害: 状況に応じて注意を切り替えられない
といった種類があります。
高次脳機能障害の特性の一つに、一つのことに熱中すると、
食事や休憩など、他のすべてを忘れてしまうことがあります。
家族からの呼びかけにも気づかないほど、集中してしまうのです。
このような特性を持つ場合、自分自身で休憩をとることが難しくなります。
実のところ意味がないかもしれませんが、
それでも周囲の人からのサポートが重要です。
例えば、
- 時間を決めてアラームを鳴らす: 集中する時間をあらかじめ決め、アラームを設定することで、強制的に休憩時間を設けることができます。
- 声かけ: 定期的に声かけを行い、休憩を促すようにする。
- 食事や飲み物を用意する: 集中している間も、手軽に食べられるものや飲み物を用意しておくと、栄養補給を促すことができます。
これらの工夫をすることで、無理なく休憩をとることができ、心身の健康を維持することができます。
また、本人が休憩の必要性を感じにくい場合は、
「集中しすぎると疲れてしまうから、少し休憩しよう」など、
理由を説明しながら優しく声をかけることが大切です。
高次脳機能障害の注意障害とは?家族が知っておくべきこと
高次脳機能障害の症状の一つに「注意障害」があります。これは、脳の損傷によって注意を適切に働かせることが難しくなる状態です。
サポートしたいという気持ちも大切ですが、
まずは高次脳機能障害の注意障害への理解を深め、
本人の気持ちに寄り添うことが大切になります。
家族ができるサポートとしてできることは、単純なことばかりです。
しかし、思い通りに進まないことは理解しておいてほしいです。
- 集中しやすい環境を作る
- 声かけやメモで注意を促す
- 簡単な作業に分ける焦らせない
などです。
どれも思いつくものだと思いますが、
高次脳機能障害を患っているご家族は、
上記のような当たり前のこともできないことが多いのです。
高次脳機能障害・注意障害が日常生活に与える影響とは?
高次脳機能障害の注意障害は、日常生活に様々な影響を及ぼします。
仕事では、ケアレスミスが増えたり、
2つ以上のことを同時進行することができません。
また、電話応対や接客など、注意を分散させる必要がある場面では、
どのように判断したらよいかわからなくなり、困難を感じることがあります。
家事においても、やり方を忘れたり、
同時に複数のことができません。
そのため、効率が低下したり、
小さなミスが増えたりすることがあります。
また、お金の管理もできない方もいます。
計算ミスや、支払い忘れ、財布がどこにあるか忘れてしまったり、
多くの問題が起こりやすいため、注意が必要です。
コミュニケーション面では、相手の話を集中して聞くことができない、
自分の考えを整理して伝えることが困難になったりするため、
会話が通じないことがあります。
本人も苦しいですが、周囲の人々にとっても
大きな負担となることが多々あります。
まとめ
高次脳機能障害の特性として、一つのことに熱中すると他のことがおろそかになることがあります。
これは注意障害の一種で、自分自身で休憩をとることが難しい場合があります。
周囲の人からのサポートが重要で、時間を決めてアラームを鳴らしたり、
定期的に声かけをするなどの工夫が有効です。
また、本人に休憩の必要性を理解してもらうことも大切です。