高次脳機能障害で障害年金をもらえる?申請から受給までの流れを解説

高次脳機能障害で障害年金の受給を検討している方へ。

高次脳機能障害は障害年金をもらえないとあきらめていませんか?

障害年金の申請から受給までの流れを詳しく解説いたします。

認定基準や必要書類、申請のポイントなど、障害年金取得に役立つ情報をご紹介。

あすいろが高次脳機能障害患者とその家族をサポートします。

高次脳機能障害を抱える方にとって、障害年金は生活を支える重要な経済的支援です。

しかし、申請手続きは複雑で、多くの方が困難を感じています。

この記事では、高次脳機能障害での障害年金受給に関する
重要なポイントや申請のコツを詳しく解説します。

目次

高次脳機能障害の主な症状と特徴

高次脳機能障害では、注意障害、記憶障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの症状が現れます。

これらの症状により日常生活や就労に支障をきたすため、障害年金の対象となります。

記憶力の低下や集中力の欠如により仕事の継続が困難になり、
退職を余儀なくされるケースも少なくありません。

また、感情コントロールの問題で対人関係に支障が出ると、
会社に居づらくなってしまいます。

これらの症状による就労困難は、障害年金の受給対象となる可能性があります。

障害年金の認定では、これらの症状が日常生活にどの程度影響を与えているかが重要な判断基準となります。

症状の程度によって障害年金の等級が査定され、常時援助が必要な場合は1級、日常生活に著しい制限がある場合は2級とされます。

高次脳機能障害と障害年金の関係

高次脳機能障害は、脳の損傷によって引き起こされる認知機能の障害です

この障害により日常生活や就労に支障をきたす場合、
障害年金の受給対象となる可能性があります。

障害年金には主に以下の2種類があります。

  1. 障害基礎年金:国民年金加入者向け
  2. 障害厚生年金:厚生年金加入者向け

高次脳機能障害の場合、通常は「精神の障害」として認定されます。

障害年金受給のための要件

高次脳機能障害で障害年金を受給するためには、以下の要件を満たすことが必要です。

 20歳前の傷病による障害基礎年金

20歳前の傷病による障害基礎年金は、若年で障害状態になった方の生活を支援する重要な制度です。
申請の際は、初診日の確認や障害状態の詳細な説明が重要になります。

また、所得制限があるため、就労状況によっては支給額が調整される可能性があることに注意が必要です。

  1. 定義:
    先天性疾患や20歳前(年金制度に加入していない期間)に初診日がある傷病により、法令で定める2級以上の障害状態に該当する場合に受け取ることができる障害年金です
  2. 対象者:
  • 20歳前に初診日がある病気やケガで障害状態になった方
  • 知的障害・先天性疾患・脳性まひなどにより、20歳までに障害が確認されている方
  • 1級または2級の障害の状態にある方
  • 保険料納付要件は問いません
  1. 障害認定日:
  • 20歳の誕生日の前日
  • 初診日から1年6ヶ月経過した日

障害年金の等級と支給額

障害の程度によって等級が決まり、受給できる金額が異なります

  • 1級:年額約99万3,750円(2024年度)
  • 2級:年額約79万5,000円(2024年度)
  • 3級:障害厚生年金のみ(報酬比例部分の1.25倍)

※子どもがいる場合は加算があります。

障害年金の診断書作成のポイント

  1. 初診日要件:障害の原因となった病気やけがの初診日に年金制度に加入していること
  2. 保険料納付要件:初診日の前日において、保険料納付済期間と免除期間を合わせて3分の2以上あること
  3. 障害認定日に一定以上の障害状態にあること

高次脳機能障害の診断書作成では、症状の具体的な記載が重要です。

記憶障害や注意障害などの症状が、日常生活や就労にどのように影響しているかを詳細に記述する必要があります。しかし、医師は診断書の書き方に不慣れな場合もあり、障害年金の審査に適した記載ができないことがあります。

また、高次脳機能障害は外見からは分かりにくい障害のため、症状の程度を適切に表現することが難しいです。そのため、社会保険労務士に依頼することで、医師との適切なコミュニケーションを図り、診断書の記載内容を充実させることができます。

特に初回の申請では、診断書の記載内容が受給の可否を大きく左右するため、社会保険労務士のサポートを検討することをおすすめします。

障害年金の申請は初回が重要

障害年金の申請では、第1回目の申請はかなり重要です。

障害年金の申請は何回でもできますが、初回の判定が重要視されます。

実際には、1回目の申請では不支給となり、2回目以降の申請はほとんど障害年金の受給ができないのが現状です。

障害年金の申請は自分でも可能ですが、高次脳機能障害の場合、症状を正しく伝えることが、診断書作成一つで結果が大きく変わってきます。

そのため、障害年金申請のプロである社会保険労務士に依頼することをおすすめします。

確かに、社会保険労務士への報酬は年金額の2ヶ月分と高額には感じられないかもしれません。

しかし、障害年金が受給できると、経済的な不安が軽減され、心の余裕も生まれてきます。

将来の生活設計を考えると、障害年金の申請は社会保険労務士将来に依頼することが賢明な選択と私は考えています。

高次脳機能障害での障害年金申請のポイント

高次脳機能障害で障害年金を申請する際は、以下のポイントに注意しましょう。

  1. 初診日の特定:原因となった事故や疾病の診療を受けた日が初診日となります。
  2. 日常生活の困難さを具体的に説明:障害の重さだけでなく、日常生活や就労での不便さを詳細に伝えることが重要です。
  3. 医師との連携:適切な診断書作成のため、日常生活の状況を医師にしっかり伝えましょう。
  4. 併存する障害の考慮:肢体不自由や言語障害がある場合、それらも含めて申請することで、より高い等級で認定される可能性があります。
  5. 専門家への相談:社会保険労務士など、障害年金に詳しい専門家に相談することをおすすめします。

障害年金申請のため社会保険労務士に依頼する重要なポイントとは?

障害年金の申請で社会保険労務士に依頼する際、
重要なポイントがあります。

特におすすめなのは、
受給が決定してから報酬を支払う成功報酬制を採用している事務所です。

この方式の最大の利点は、依頼時に金銭的負担がないことです。

着手金が不要なため、

「資金不足で専門家に頼めない」

という障壁を取り除くことができます。

経済的に厳しい状況でも、専門家のサポートを受けられる可能性が広がります。

ただし、成功報酬制の場合、最終的な報酬額が
通常より高くなる傾向があることは
念頭に置いておく必要があります。

これは、社労士が成功のリスクを負うことへの対価と考えられます。

結果的に、この方式は依頼者にとってリスクが低く、
専門家の知識と経験を活用できる有効な選択肢となります。

障害年金の申請成功率を高めつつ、初期費用の心配なく進められる点で、
多くの方にとって魅力的な選択肢となると思います。

障害年金申請における社労士(社会保険労務士)報酬と選び方のポイント

障害年金の社労士報酬は、一般的に年金2ヶ月分+消費税が相場です。

例えば、障害基礎年金2級の場合、約15万円程度となります。

遡及請求の場合は、遡及総額の10~15%が加算されるため、高額になることがあります。

無料相談では、30分~1時間程度かけて状況をヒアリングし、受給の可能性や申請のポイントについて説明を受けられます。

社労士(社会保険労務士)選びでは、着手金なし、成功報酬を設定している、請求実績が100件以上、経験年数5年以上が望ましい水準です。経験の少ない社労士(社会保険労務士)では、初診日の判断や適切な請求方法の選択が難しい場合があるため、実績豊富な社労士を選ぶことが重要です。

申請に必要な書類

高次脳機能障害で障害年金を申請する際に必要な主な書類は以下の通りです

  1. 年金請求書
  2. 診断書
  3. 病歴・就労状況等申立書
  4. 戸籍謄本
  5. 住民票
  6. 年金手帳

※その他、状況に応じて追加の書類が必要になる場合があります。

障害年金の受給事例

私は実際に障害年金の受給申請を2回経験しました。

1回目は何も知識がないまま、書類の指示通りに記入して申請しましたが、
結果は不支給でした。2回目は障害年金申請を専門とする社会保険労務士に依頼しました。

その際、社労士から

「1回目が不支給だったので今回も通るかどうかわかりませんが、
受給できるよう申請方法を工夫します」

と言われ、初めて重要なことに気づきました。

障害年金の申請では第1回目が非常に重要で、
1回目が通らないと2回目以降はさらに難しくなるのです。

申請自体は書類を集めて診断書を書いてもらうだけですが、
実際に受給できるようにするには書類や診断書の書き方に特別なノウハウがあります。

このような経験から、
報酬を節約して自分で申請するよりも、
プロに依頼する方が結果的に得策だと強く感じました。

専門家に依頼すれば受給できる確率が上がり
書類作成の時間も節約でき、何より不備がないことが大きな利点です。

障害年金の申請では、知識と経験を持つ専門家のサポートを受けることが、
受給の可能性を高める重要な鍵となります。

まとめ

高次脳機能障害で障害年金を受給するためには、第1回目の申請がとても重要になります。

また、初診日の特定や日常生活の困難さの具体的な説明が重要です。

適切な申請と受給により、治療やリハビリテーション、そして可能な範囲での社会参加を続けることができます。障害年金の申請は複雑な手続きが必要ですが、専門家のサポートを受けることで、スムーズな申請が可能になります。

高次脳機能障害と診断された方は、ぜひ障害年金の受給を検討してみてください。

最後に、障害年金に関する無料相談窓口もありますので、不安な点があればそちらを利用することをおすすめします

経済的な支援を受けることで、より充実した生活を送ることができるでしょう。

メッセージ

挨拶

僕自身、高次脳機能障害を経験し、その苦しみと向き合ってきました。

だからこそ、同じ悩みを抱えるあなたに寄り添い、回復への道を共に歩むことができます。

あなたが自分らしい人生を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。


こうちゃん整体院 吉本幸司

「あすいろ」は、あなたの未来を照らす光となります。

高次脳機能障害回復プログラム「あすいろ」は
院長自身の20年以上に渡る高次脳機能障害の経験
それを改善すべく続けた研究が身を結び開発できた
奇跡のプログラムです。

高次脳機能障害に悩むあなたの未来を照らす光となります。

ぜひ一度、ご相談ください。

高次脳機能脳機能サポートプログラム あすいろで出来ること

あすいろでは、個人でお仕事を始めたい方向けにWEBサイト作成指導・整体基礎指導を行っております。

整体や食事指導を中心とした体調管理をしながら、目標設定・スキルアップが可能なプログラムとなっています。

カウンセリングも含まれておりますので、体の内側と外側から整えつつ就労に向けたステップを踏むことが可能です。

自立を目指す高次脳機能障害の方、ぜひ一度ご相談ください!

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