【体験談】高次脳機能障害の目標設定3つのポイント

高次脳機能障害を抱える方にとって、目標設定を行うことは少々難しいものです。

僕自身、高次脳機能障害を患っており、日々の生活の中でその困難さを実感しています。

日常生活や仕事での目標設定において、
どのように目標をつくればよいか分からず、
何度も挫折を経験してきました。

様々な方法を試してきましたが、
今でも完璧な目標設定をつくることは難しい状況です。

しかし、

その経験から学んだ効果的な目標設定の方法について、
今回は具体的にご紹介したいと思います。

目標を決めるって難しいよね?

目次

高次脳機能障害の方が目標設定をする前に知っておくこと

高次脳機能障害では、記憶力の低下や注意力の散漫さにより、
目標を設定してもすぐに忘れてしまったり、
実行に移せないことが多くあります。

大きすぎる目標を立ててしまうと、
かえってストレスや不安を感じてしまうことがあります。

目標設定の前に重要なのは、まず自分の現状を正しく理解することです。

特に記憶障害や注意障害の程度を把握し、
それに合わせた目標設定を行うことが大切です。

具体的には、一日単位の小さな目標から始めることをお勧めします。

例えば
「今日は6時に起きる」
「7時に薬を飲む」

といった、シンプルで達成可能な目標から始めるとよいです。

これらの小さな成功体験を積み重ねることで、
少しずつ「できる」と自信をつけることができます。

多くの目標をつくると、心に負荷がかかるので、
多くても3つ、3個以内の目標設定がお勧めです。

【体験談】高次脳機能障害者の目標設定3つのポイント

僕は今まで、目標設定に関する本や手帳の活用法について数多くの本を読み、実践してきました。

しかし、本に書かれている通りに取り組んでも、必ず途中で行き詰まってしまいます。
結局のところ、目標は立てるものの、1つも達成できない日々が続いていました。

なぜうまくいかないのか、
じっくりと振り返ってみると、
3つの大きな問題点に気づきました。

  1. 目標の数が多すぎて、達成できない自分に嫌気がさしてしまう
  2. 目標が大きすぎて、自分の実力では実現が難しい
  3. ノートや手帳を途中まで書いて挫折し、白紙のページを見るたびに「また、やってしまった」と自己否定に陥る

この気づきから、次の3つの方法を実践することにしました

ポイント
簡単にできることでも目標にする

例:朝6時に起きる、今勉強している本の中から1ページだけでも読む。または本を開くだけでもOK)

ポイント
目標は1日3つ以内に絞る

例:朝食を食べる、好きなテレビを見る、人と会話する

ポイント
ノートや手帳ではなく、コピー用紙に目標を書く

達成したら捨ててOK

この方法に変えてから、やるべきことが明確になり、
「これなら、できる!」という前向きな気持ちが生まれました。

目標設定が楽しくなり、小さなステップを一つずつ
達成できるようになっていきました。

自分の経験から、高次脳機能障害における目標設定では、
目標の数を制限することと、捨ててもよい紙に書くことの
2点が特に重要だと実感しています。

【実践】高次脳機能障害の目標設定5つのステップ

STEP
目標設定

1日3個までの目標を立てる。
1日3個の達成を目標にする

STEP
A4コピー用紙に目標を書く

いつでも目標を確認できるように、目の届くところに置いておく

STEP
目標を意識して実践する
STEP
達成できた目標に横線を入れる

達成できたことを実感する

STEP
1日の振り返り

一日行ったことを振り返る。

高次脳機能障害の目標設定では、具体的で達成可能な目標を立てることが重要です。

また、目標の数も重要になります。

多すぎると、目標をつくるだけで疲れてしまい、
肝心な実践までたどり着かないからです。

目標設定をする際は、1日あたり3個以内の具体的な目標にとどめることをお勧めします。

例えば:
・今日は9時に起きる
・ドラマを見る
・今勉強している本を1ページ読む
・薬を決まった時間に飲む

といったシンプルな目標から始めましょう。

また、目標の数が多いと、やり残したときに「今日もできなかった」と悲観してしまい、
これが原因で落ち込み、極端な場合、うつ症状へと発展していきます。

高次脳機能障害を患っている人が目標設定する場合、
目標の数も重要になります。

ノートではなく不要な紙を使ったほうがいい理由

次に、目標設定したらA4コピー用紙など紙に目標を書いていきます。

ノートではなく、捨ててもよい紙に書くこともポイントです。

A4用紙に書く際は、大きな文字でシンプルに書くことをお勧めします。

視覚的に見やすく、確認しやすい形で記載することで、目標を意識しやすくなります。

なぜなら、ノートに目標設定を書いていくと、
途中で書かなくなった場合、
ノートがもったいない状態になるからです。

書かなくなったノートを見るたびに、
「また、途中でやめたのか、続かないな」
と目標を作れない自分に対して自己否定の心が湧きおこります。

自己否定の原因になっていきます。

これを防ぐためにも、捨ててもよい紙に書くことをお勧めいたします。

捨ててもよい紙なので、蓄積していきません。

目標を紙に書くのは、目標を確認するためだけなので、
確認出来たら捨ててもOKです。

まずは、目標を立てるという習慣を身につけることが重要です。

小さな成功体験を積み重ねることで、徐々に自信をつけていくことができます。

僕でもできる!

まとめ

高次脳機能障害における目標設定では、シンプルさと具体性が重要です。

1日3つ以内の達成可能な小さな目標を設定し、
A4用紙に大きく書いて実践することで、成功体験を積み重ねることができます。

目標は「朝起きる」「薬を飲む」など、簡単なものから始め、
達成感を味わうことが大切です。

ノートではなく捨てられる紙に書くことで、
自己否定を防ぎ、前向きな気持ちで取り組むことができます。

できなかったことより、
できたこと、できた数が重要です!

高次脳サポート「あすいろ」

メッセージ

挨拶

僕自身、高次脳機能障害を経験し、その苦しみと向き合ってきました。

だからこそ、同じ悩みを抱えるあなたに寄り添い、回復への道を共に歩むことができます。

あなたが自分らしい人生を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。


こうちゃん整体院 吉本幸司

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