こんにちは。
整体師の吉本幸司です。

夏になってくると、気温も高くなり、筋肉が緩み、肩こりや腰痛がなくなると思われがちです。
しかし、夏には夏特有の肩こりや腰痛、ぎっくり腰があります。

本日は、夏特有の肩こり、腰痛、ぎっくり腰について書いていきたいと思います。

夏の肩こりの原因

夏の肩こりには自律神経の乱れが大きく関わっています。

自律神経とは、体の機能を正常に保つために働く神経です。

自律神経は人間が生きていくために大切な多くの働きを担っており、
代表的な働きは汗の量の調整や、体温の調整などが挙げられます。


夏の暑い日が続くと、自律神経の働きが乱れがちになってしまいます。


肩こりの原因の1つは、血液の流れが悪くなる血行不良です。


筋肉で血行不良が起きると、老廃物が蓄積されて、血管が圧迫されます。
その結果、痛みやこりを感じるようになります。

自律神経は血管の拡張にもかかわっています。


そのため、自律神経が乱れると、血行不良を起こしやすくなり、
結果的に肩こりになってしまうのです。

夏の肩こりの予防法

夏の肩こりの原因は、自律神経の乱れからくる血行不良です。

そのため、
夏の肩こりを予防するためには
「自律神経の乱れを防ぐこと」と「血行不良を改善すること」が有効
です。

日常生活を少し工夫するだけで、夏の肩こりは予防できます。
具体的には、以下の3点が効果的です。

  • 体を冷やし過ぎない
  • ストレッチをする
  • 薬を飲む

夏は暑く気温が高くなります。
気温が上がると、エアコンを使います。
エアコンの設定温度を低くして、体を冷やし過ぎていませんか?

実はエアコンで体を冷やし過ぎてしまうと自律神経が乱れます。

夏は屋外と屋内の温度差が10℃前後あります。

このように温度差が大きいと自律神経のバランスが崩れてしまい、肩こりが起きやすいです。

冷房の設定温度は低くし過ぎないようにしましょう。

もし寒いと感じるようであれば、
上着を羽織ったり、ひざ掛けを使ったりして、体を冷やさないようにすることが大切です。

外で大量に汗をかいた状態で冷房が効いた部屋に入ると、体が急激に冷えてしまいます。
そのようなときは、汗を拭いてから部屋の中で過ごすようにしましょう。

他にも、意外に思うかもしれませんが、

冷たい飲み物、食べ物ではなく、
温かい飲み物、食べ物を飲んだり、
食べたりすることで体が冷えるのを防げます。

夏はお風呂をシャワーで済ませる人も多いです。

お風呂に入って、ぬるま湯に首まで10~15分つかって体を温めることで、
夜熟睡しやすくなります。夜しっかり寝ることも、自律神経を整えるためには大切です。

2つ目の方法は、ストレッチです。

特にオフィスワークをしていたり、
自宅にいる時間が長かったりする人は
1日1回以上ストレッチをすることで、血行がよくなります。

背伸びをして肩や腕を伸ばすだけでなく、
脚や股関節など全身のストレッチをしましょう。

ストレッチをするときには

1)反動をつけない
2)無理をしない範囲で緩やかに伸ばす
3)伸ばした状態をしばらく続けること

がポイントです。

これらを意識して、リラックスしながらゆっくりとストレッチをしましょう。

外で軽めの運動ができればベストですが、
暑い夏の時期は逆に体調を崩してしまう可能性があります。

夏の肩こりには、薬の服薬も有効です。

薬の中には血流を改善する効果があるものもあります。

病院やドラッグストアで医師や薬剤師に相談してみてもいいかもしれませんね。

夏のぎっくり腰の原因

夏はぎっくり腰になる人が増える時期です。

一般的にぎっくり腰は寒い時期に多いですが、
実は夏になるとぎっくり腰になる人が増えます。

その理由は、エアコンの利用や冷たい飲み物によって体が冷えて、血行不良を起こすからです。

最近の夏は異常に暑いですよね。

そのため、外出を控えてエアコンが効いた部屋で過ごすことが多いのではないでしょうか。

エアコンがしっかりと効いた部屋の温度は大体20℃~25℃です。

部屋が冷えていると快適に過ごせるので、設定温度を低くしがちです。

しかし、冷房の設定温度を低くし過ぎると、
外の気温との温度差が大きくなりすぎて体に負担がかかりすぎます。

この温度差が原因で、血行を調節する自律神経の働きが乱れてしまい、血行不良につながります。

夏のぎっくり腰の原因も肩こりと同じ、自律神経の働きの乱れです。

自律神経の働きが崩れることによって、血管の収縮運動が鈍り、
血液の流れが悪くなってしまいます。

血液の流れが悪くなると、筋肉に溜っ老廃物の処理が出来なくなり、
コリという形で筋肉が硬くなっていきます。

腰の筋肉を無理に動かした結果、「ぎっくり腰」という形で、
体に現れてくるのです。

ぎっくり腰になりにくくするための対策

夏のぎっくり腰を防ぐためには、血行不良を起こさないことが大切です。

また、ぎっくり腰になるのは夏だけではありません。

一年を通してぎっくり腰にならないように注意しましょう。

具体的には、日常生活で以下の点に注意することがぎっくり腰の予防につながります。

  • 体を冷やさない
  • 無理な姿勢をとらない
  • しっかりと休息をとる

体を冷やし過ぎると、血行が悪くなり、ぎっくり腰になるリスクが上がります。

血行不良にならないために、体を冷やし過ぎない工夫をすることが大切です。

エアコンの設定温度は寒いと感じないくらいにしましょう。
部屋にいて寒いと感じるのであれば、上着を1枚羽織ったり、
ひざ掛けを使用したりすることで、体が冷えることを防げます。

また、無理な姿勢をとらないようにすることもぎっくり腰の予防には大切です。

前かがみをしなければならない場面はあります。

そのときは、急激にお腹に力を入れるのではなく、
ゆっくりとお腹に意識を向けながら力を入れるようにしましょう。

夏のぎっくり腰は、基本的には安静にしておけば1週間~2週間で回復します。

ここまでに紹介した方法で改善しなかったり、
何度もぎっくり腰を繰り返したりする人は、専門家に相談してみましょう。

ぎっくり腰は筋肉の炎症によって起きますが、
その原因は自律神経の乱れだけではありません。

例えば、骨盤がゆがんでいる人は、
長時間同じ姿勢をとることで特定の部位の筋肉に過度の負荷がかかってしまいます。

その結果、筋肉に炎症が起き、ぎっくり腰になりやすくなります。

このような人は、整体院で施術を受けることで、骨盤のゆがみを改善し、
ぎっくり腰の原因を取り除けるかもしれません。

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