こんにちは、日南市で整体院を営んでいる吉本幸司です。
また、高次脳機能障害の方を支援する高次脳サポーターとしても活動しています。
高次脳機能障害を20年以上経験してきました。
その経験から、同じ悩みを抱える方々のサポートをしたいと思い、高次脳機能障害回復プログラム「あすいろ」を立ち上げました。
外見からはわかりにくいこの障害と向き合いながら、リハビリや社会復帰の道のりを歩んできた実体験をもとに、皆さんに役立つ情報をお届けしています。
医学的な知識だけでなく、当事者としての視点から、高次脳機能障害と共に生きるヒントや工夫、支援制度の活用法などをご紹介できたらよいなと思います。

日南市を中心に、高次脳機能障害で悩む方やそのご家族に寄り添いながら、一緒に前向きな未来を考えていける場になれたらうれしいです!
高次脳機能障害を抱える方々にとって、睡眠は非常に重要な問題です。
今でも、薬を飲む時間が遅れると、次の日は頭が上がらなくなり、
日中、寝てばかりになる日があります。
眠れない、不眠も体のために良くありませんが、
「寝てばかりいる」という状況も実は、体に悪い影響を与えます。
この記事では、高次脳機能障害と睡眠の関係、
そして「寝てばかりいる」状態への対処法について、わかりやすく解説します。
高次脳機能障害と過剰な睡眠の関係
高次脳機能障害を持つ方が「寝てばかりいる」状態になる主な理由は以下の通りです。
- 脳の疲労: 高次脳機能障害では、脳が通常以上に疲れやすくなります。日常的な活動でも脳に大きな負担がかかり、その回復のために多くの睡眠を必要とします。脳の疲労は目に見えないため、本人も周囲も気づきにくいことがあります。
- 注意力の低下: 注意障害により、刺激の少ない環境で特に眠気を感じやすくなります。テレビを見ていたり、本を読んでいたりするときにも突然眠くなることがあります。
- 意欲の低下: 社会的行動障害の一症状として、活動への意欲が減少することがあります。その結果、何もすることがなく、睡眠時間が増加してしまいます。
- 睡眠リズムの乱れ: 脳の損傷により体内時計のリズムが乱れ、昼夜逆転などの睡眠障害が発生することがあります。これにより、夜間に十分な睡眠が取れず、日中に眠気が強くなるという悪循環に陥ることがあります。
- 服薬の管理が上手くいっていない:薬の服用時間によって、眠れない夜や逆に寝すぎてしまう日が生じることがあります。
これらの要因が複合的に作用し、「寝てばかりいる」状態につながることがあります。
しかし、適切な対処を行うことで改善の可能性があります。
高次脳機能障害で「寝てばかりいる」4つの原因
高次脳機能障害を患っていると、眠れなくて睡眠不足になったり、逆に眠りすぎるという睡眠障害で悩んでしまうことが増えてきます。
高次脳機能障害の睡眠障害の背景には、いろんな原因が関与しています。
まずは、なぜ、睡眠障害になっているのか?原因を理解することが、効果的な対策の始まりとなります。
高次脳機能障害では、脳が通常以上に疲れやすくなります。健常者にとって簡単な日常活動でも、脳に大きな負担がかかり、その回復のために多くの睡眠を必要とします。この脳の疲労は目に見えないため、本人も周囲も気づきにくいことが特徴です。
注意障害により、刺激の少ない環境や単調な活動中に特に眠気を感じやすくなります。 テレビを見て、本を読んでいるときも突然強い眠気を襲われることがあります。
集中しすぎるあまり、脳が処理できる能力を超えてオーバーヒートして眠気が襲ってくることがあります。
高次脳機能障害を患っている方の中には、「やる気がない」という症状が現れることがあります。これは社会的行動障害の一つで、脳の機能変化によるものです。
この症状があると、「やる気が起きない」、「何をやってももうっとおしい」状態が続きます。そのため、日活動中が減って、ベッドで過ごす時間が増え、自然と睡眠時間が長くなってしまいます。
これは「怠け」ではなく、脳の損傷による症状です。本人が望んでいなくても、自分から行動を起こすことができなくなります。
高次脳機能障害の治療や管理症状のために処方される薬の中には、眠気を考えるものがあります。また、服薬時間が不規則だと、睡眠パターンが乱れる原因になります。
薬の種類や服用タイミングによって、眠れない夜や逆に寝すぎてしまう日もあります。
過剰な睡眠がもたらす影響
「寝てばかりいる」状態が続くと、以下のような悪影響が出る可能性があります:
- 生活リズムの乱れ: 昼夜逆転など、健康的な生活リズムが崩れてしまいます。これにより、体内時計が乱れ、さらに睡眠障害が悪化する可能性があります。
- 活動量の減少: 日中の活動時間が減ることで、身体機能や認知機能の回復が遅れる可能性があります。
- 社会参加の機会損失: 睡眠時間が長くなることで、仕事や社会活動に参加する機会が減ってしまいます。これにより、人との出会いが少なくなり、孤立感を感じたりすることがあります。
- 認知機能の低下: 過剰な睡眠は、脳の活性化を妨げ、記憶力や集中力の低下につながる可能性があります。
これらの影響は、高次脳機能障害からの回復を遅らせる要因となる可能性があるため、
適切な睡眠管理が非常に重要です。
「寝てばかりいる」状態を改善する7つのポイント
高次脳機能障害による過剰な睡眠を改善するには、以下の方法が効果的です。
- 規則正しい生活リズムの確立
- 毎日同じ時間に起床・就寝することで、体内時計を整えます。
- 朝日を浴びることで、体内時計のリセットを促します。これは特に重要で、朝の光を浴びることで覚醒ホルモンの分泌が促進されます。
- 日中の活動量を増やす
- 家の中でできる運動、体操を取り入れ、適度な疲労感をつくります。
- 興味を持てるものを見つけ、取り組みます。これにより、脳の活性化と意欲の向上が期待できます。
- 睡眠環境の改善
- カフェインや刺激物の摂取を減らします。特に午後4時以降はカフェインを摂取しないようにします。
- 1時間以上継続したスマートフォンやパソコンの使用を控えます。ブルーライトは脳に大きなダメージを与え、睡眠を妨げる可能性があります。
- 適切な昼寝の取り入れる
- 短時間(15-30分程度)の昼寝を取り入れることで、日中の眠気を軽減し、夜の睡眠の質を向上させることができます。
- ストレス管理
- リラックス法や瞑想などを取り入れ、ストレスを軽減します。ストレスは睡眠の質を低下させる大きな要因となります。
- 服薬時間を決める
- 適切なタイミングで服薬することは、不眠や寝すぎを防ぐことになります。
- 水分量を調節する
- 適切な水分摂取は睡眠の質を向上させ、寝すぎを防ぎます。自分に合った1日の摂取水分量を見つけ、調整することで、健康的な睡眠サイクルを維持できます。
寝すぎ改善のための家族のサポート
「寝てばかりいる」状態の改善には、家族の協力が非常に重要です。
家族ができる具体的な支援方法をご紹介いたします。
- 生活リズムの確立をサポート
- 毎日決まった時間に起こし、就寝時間を促す
- 朝日を浴びる機会を作る(カーテンを開ける、外に出る)
- 活動的な日中を促進
- 朝の散歩や軽い運動を一緒に行う
- 料理をしたり、買い物に行ったり、一緒にできることを増やす
- 環境調整のサポート
- 寝室の環境を整えてあげる(適切な室内の温度、湿度、照明)
- 日中は明るく、夜は暗くするなど、光のメリハリをつける
- コミュニケーションの維持
- 会話する機会を作り、孤立を防いであげる
- 本人の気持ちや悩みに耳を傾ける(話し過ぎない。聞いてあげる気持ちが大切)
- ポジティブな雰囲気づくり
- 小さな進歩も認め、励ます
- 焦らず、長期的な視点で支援を続ける
まとめ:バランスの取れた生活を目指して
- 無理をせず、自分のペースで少しずつ生活リズムを整える
- 適度な活動と休息のバランスを取る
- 家族や支援者の協力を得ながら、バランスの取れた生活を目指す
- 一人で悩まず、周囲の人々や専門家のサポートを受ける
- 自分の状態をよく観察し、無理のない範囲で少しずつ改善を重ねる
- 希望を持ち続け、一歩一歩前進することが大切
高次脳機能障害との付き合い方は人それぞれです。
自分に合った生活リズムを見つけていくことが、最初の第一歩となります。


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