高次脳機能障害と向き合う睡眠の重要性とは?

13歳の時に交通事故に遭い、高次脳機能障害、左半身麻痺、てんかんを患っています。

事故に遭って、高次脳機能障害を患ってから、夜眠れないことが多くなっています。

夜眠れない、睡眠不足は、次の日の体調にダイレクトに影響します。

眠ることの重要性を熟知しているつもりです。

睡眠は私の体力回復と体調改善の鍵となっています。

今回は、高次脳機能障害と向き合いながら学んだ、
体調管理の重要性と具体的な対処法についてお話しします。

目次

高次脳機能障害と体調不良の関係

高次脳機能障害を持つ僕にとって、体調管理は特に重要です。

夜、眠れない日、睡眠不足が続くと、脳の疲労が蓄積されやすい、
しかし、自分では疲れを自覚しにくいという特徴があります。

日々の生活で無理をしてしまうと、急激に体調を崩すリスクが高まります。

自分では無理をしていることに気づかないんです。

僕の場合、体調不良の兆候として、
頭痛や疲労感、集中力の低下などが現れます。

これらの症状は、脳への負担が限界に近づいているサインではないかと自分では捉えています。

体調不良を放置すると、記憶障害や注意障害といった
高次脳機能障害の症状が悪化する可能性があるため、
早めの対処が重要です。

高次脳機能障害と睡眠の重要性

体調不良時の対処法として、私が最も重視しているのが睡眠です。

十分な睡眠は、脳の疲労回復に直接的な効果があります。

特に高次脳機能障害の場合、
脳の疲労が通常以上に蓄積されやすいため、
(疲労が溜まっている自覚がないので、無理が続いてしまう傾向があります)
睡眠による回復は極めて重要です。

  • 脳機能の回復:睡眠中に脳内の不要な情報が整理され、記憶の定着や学習効果の向上が促進されます。
    高次脳機能障害を持つ方にとって、この過程は特に重要です。
  • 身体の修復と免疫力強化:深い睡眠中に成長ホルモンが分泌され、体細胞の修復や免疫系の強化が行われます。これにより、体調不良からの回復が促進されます。
  • ストレス解消とメンタルケア:適切な睡眠は自律神経のバランスを整え、ストレスホルモンの分泌を抑制します。これにより、精神的な安定が保たれ、日中の集中力や判断力が向上します。

睡眠不足改善のために僕が行っていること

高次脳機能障害を抱えてから、睡眠の質が著しく低下し、
不眠に悩まされる日々が続いています。

そんな中で、僕が見出した一つの解決策が、睡眠導入剤の服用です。

正直なところ、最初は睡眠薬に頼ることに強い抵抗がありました。

「どんなことがあっても睡眠薬は飲まない!」

と固く心に誓っていたほどです。

しかし、時間が経つにつれ、脳の健康を第一に考えると、
良質な睡眠を確保することの重要性に気づきました。

脳の疲労回復は、主に睡眠中に行われます。

この事実を踏まえると、薬を飲まずに我慢して眠れない夜を過ごすよりも、
睡眠導入剤の力を借りてでも確実に眠る環境を整える方が、
長期的には脳にとって良いのではないかと考えるようになりました。

「薬を飲まない→眠れない」という悪循環から抜け出し、
「薬を適切に使用する→安定した睡眠を得る」という前向きなサイクルを築くことができたのです。

この経験を通じて学んだのは、自分の状態に合わせて柔軟に対応することの大切さです。

高次脳機能障害と向き合う中で、完璧を求めすぎずに、
自分にとってベストな方法を見つけていくことが重要だと実感しました。

同じような悩みを抱えている方々に伝えたいのは、
諦めないでほしいということです。

睡眠の問題は、高次脳機能障害を抱える多くの人が直面する課題ですが、
必ず改善の道はあります。

主治医に相談しながら、自分に合った方法を粘り強く探していけば、
きっと良い解決策が見つかると思います。

僕自身、今では睡眠導入剤の助けを借りながら、
安定した睡眠を取れるようになりました。

この変化は、日中の活動や気分にも良い影響を与えています。

一歩一歩、前に進んでいく勇気を持ち続けることが、
より良い生活への道を開いてくれるのだと信じています。

まとめ

睡眠は体調管理の要です。

交通事故後、不眠に悩まされましたが、
睡眠の重要性を理解し、睡眠導入剤の使用を決断しました。

最初は抵抗がありましたが、脳の健康を優先し、
「薬を適切に使用する→安定した睡眠を得る」という
前向きなサイクルを築くことができました。

この経験から、自分の状態に合わせて柔軟に対応することの大切さを学びました。
同じ高次脳機能障害の悩みを持つ方々には、諦めずに自分に合った方法を探し続けてほしいと思います。

一歩ずつ前進することで、必ず道は開けると信じています。

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