高次脳機能障害の回復事例と体験談

高次脳機能障害は脳の損傷により発症します。高次脳機能障害は見えない障害と言われていて、
「できない状態」であることを周囲の人になかなか理解してもらえず、悩んでいる方が多いです。

交通事故や脳梗塞などの病気が増えてきており、
高次脳機能障害を患う人の数は年々増加しているそうです。

高次脳機能障害そのものは治りませんが、高次脳機能障害の症状は回復へ導くことができます。

この記事では、高次脳機能障害の実際の体験談を通じて、
回復の道のりを書いていきたいと思います。

目次

私の高次脳機能障害

僕の人生は、中学2年生の時に一変しました。

交通事故に遭い、頭がい骨骨折と脳挫傷という重篤な怪我を負ったのです。

その日から、僕の脳は以前とは違う働きをするようになりました。

交通事故に遭ってから10年以上、原因不明、病気の名前が診断されませんでした。

なん十件もの病院に診察に行って、
ようやく、その症状は「高次脳機能障害かもしれない」

「高次脳機能障害」
という診断をつけてもらうことができました。

診断、原因がわかると、ホッとしますね。

なぜなら、
これからどのように行っていけばよいか
対策を立てることができるからです。

原因を見つけるって大切なことだな、
この時感じました。

医師から告げられた診断名は「高次脳機能障害」でした。

僕の高次脳機能障害は、事故による脳の損傷によるもので、
記憶力や注意力、判断力に問題が生じる状態だと説明されました。

しかし、その時はどのような症状が出るのか、
十分に理解できませんでした。

診断を受けてから、日常生活の中で徐々に変化に気づき始めました。

突然てんかんの発作に襲われたり、
昨日の出来事を思い出せなかったりします。

また、2つ以上のことを同時にこなすのが難しくなり、
お金の計算もできなくなり、管理も上手にできません。

さらに、簡単な足し算や引き算さえできなくなったのです。

高次脳機能障害は「見えない障害」と呼ばれます。

確かに、外見上は何も変わっていない。

でも、脳の中では大きな変化が起きていたのです。

周りの人には理解されにくく、
「こんなことぐらい、なぜできないの!」
と怒られることが増えました。

簡単な動作ができないことで、少しずつ自信を失っていきました。

家にいても、また親から怒られるのではないかと不安になり、
人と話すのも怖くなりました。

時には、この世界から逃げ出したいと思うこともありました。

この苦しい状況は20年以上続きました。

見た目には分からない障害と向き合い、周囲の理解を得ることの難しさ。
高次脳機能障害は人との接し方の前に、自分自身との闘いです。

自分自身の心にどのように打ち克つのか。

このことを理解することがとても重要です。

高次脳機能障害と共に生きる、これからの人生そのものになりそうです。

高次脳機能障害の回復に向けてのステップ

高次脳機能障害からの回復は、一朝一夕には進みません。

しかし、適切な方法を道いてリハビリを行うこと、
そして家族のサポートにより、着実に前進することができます。

回復の第一歩は、自分の状態を理解し、受け入れることから始まります。

今、確実にできることを理解する。(自己理解)

個々の症状に合わせたリハビリテーションを行います。

記憶力向上のための訓練や、注意力を高めるエクササイズなど、
様々なアプローチがあります。

また、日常生活の中で工夫を重ねることもリハビリの1つです。

メモを活用したり、スケジュール管理アプリを使ったりと、
自分に合った方法を見つけていくことが回復への近道となります。
焦らず、小さな進歩を積み重ねていくことが、長期的な回復につながります。

あせらず、今できることを確実に一歩ずつですね!

高次脳機能障害の回復のステップ~家族のサポートの重要性

高次脳機能障害からの回復には、本人の努力だけでなく、家族のサポートが欠かせません。

家族の理解と協力が、高次脳機能障害の回復の大きな力となります。

家族が本人の状態を理解し、適切な支援を行うことで、日常生活の質が大きく向上します。

仕事は、仕事の内容や勤務時間の調整などの対応が求められます。

できないことを無理に行うのではなく、
確実にできること、無理をせずに行えること、
確実にできることを選んでいく、これがとても重要です。

同じ高次脳機能障害を持つ人との交流も、精神的な支えとなることとがあります。

この時、注意があります。

他人と比べないこと。

他人と比べるのではなく、
他人が上手くいっていることを
自分に置き換えて、どうやったらできるようになるのだろうか?
工夫して自分にできるように、他人のアイデアを自分用に変えていく。

高次脳機能障害の支援グループなどに参加するときの心構えです。

一人で抱え込まず、人の力を借りながら、
共に回復への道を歩んでいくことが大切ですね!

まとめ

高次脳機能障害は、見えない障害として多くの困難をもたらします。

しかし、適切な診断と理解、そして周囲のサポートにより、
回復への道を歩むことができます。

第1ステップは自己理解と自己受容。
(自分のことを知ること。自分の症状の状態を理解すること。
できることとできないことを判断すること)

第1ステップができてから、日常生活でどんな工夫ができるか、
どのように家族に支援してもらうか考える。

焦らず、小さな進歩を積み重ねていくことが大切です。

他人と比べるのではなく、自分のペースで前進することが回復への鍵となります。

高次脳機能障害との共生は長い旅路ですが、
希望を持ち続けることで、必ず光が見えてくるはずです。

一人で抱え込まず、周囲の力を借りながら、前向きに歩んでいきましょうね。

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僕自身、高次脳機能障害を経験し、その苦しみと向き合ってきました。

だからこそ、同じ悩みを抱えるあなたに寄り添い、回復への道を共に歩むことができます。

あなたが自分らしい人生を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。


こうちゃん整体院 吉本幸司

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